第11尾「Red Snapper(南洋キンメ)」

オーストラリアの秋頃には、日本では高級魚の金目鯛(キンメダイ)が魚屋に並びます。しかしこの魚は南洋キンメと呼ばれ、日本のキンメダイとは形状がやや違い、体高が幅広いのが特徴です。キンメダイと同じキンメダイ属ですが、比較的南の海に生息していることからこの名になったようです。

キンメダイとエビスダイの中間のような容貌です

南洋キンメは、一見してタイの仲間には違いないことは明らかですが、同じような紅白のストライプがあるエビスダイとも非常によく似ていて混同させられます。ただし、エビスダイに特徴的な鋼のような鱗ではないことと、尾ひれがややとがっていることから、こちらは南洋キンメであることが分かります。

また、切り身はキンメダイほど紅色が目立ちません。それに、キンメダイほど脂が乗っていないので日本では若干値段が安いようです。ちなみにオーストラリアでは新鮮なものでキロ当たり19~20豪ドル(1豪ドル=約85円)くらいです。

調理してみると、非常に美味しい魚です。刺身や焼霜造りにすると、ふっくらとしたコクのある白身を味わえます。もちろん、煮つけや塩焼きなどにしても美味しいです。【西原哲也】

西原 哲也NNAオーストラリア社長

投稿者プロフィール

早稲田大学社会科学部卒業後、時事通信社入社。外国経済部記者を経て、香港大学大学院アジア研究修士 課程(MAAS)修了。NNA香港版編集長、中国総合版編集長などを経て現職。著書に「進化する香港 競争力ナンバーワンの秘密を探る」(共著・ NNA)、「秘録・華人財閥 日本を踏み台にした巨龍たち」(NNA)、2012年8月に「覚醒中国 秘められた日本企業史」(社会評論社)を上梓。

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