第10回 Olympic Highway編

1.今回紹介する道

オリンピックハイウエー(Olympic Highway)

(前回訪れたニューサウスウェールズ(NSW)州中央台地農業地帯カウラ(Cowra)から南西に進み、リベリナ地方に至る本道を紹介したい)

 

2.私が走ったルート

前回紹介したカウラ市街より本道を進み、ヤング(Young)、クータマンドラ(Cootamundra)、ジュニー(Junee)を過ぎワガワガ(Wagga Wagga)まで走行。

(1)カウラからヤングまで

カウラはNSW州内では中央台地地域に位置づけられ、そこから本道を南西に進むと、広大な農業地帯であるリベリナ地域に入る。ヤングは同地域の北西部にある町で、周辺では穀物に加えて特にチェリー栽培が有名で、この町には巨大なチェリー像がある。ヤングに立ち寄った際にはチェリー関係の商品をお土産にするとよい。実際のチェリー畑は、ヤングから車で10分ほど離れたウオンバットという地区にある。

 

(2)クータマンドラとジュニー

ヤングからさらに進むと徐々に広々とした穀物畑が見られる。リベリナ地域はオーストラリアでも重要な農業生産地域であるため、生産した穀物を運搬する鉄道が通っており、主な町には集荷施設がある。クータマンドラはそのような町の一つである。クータマンドラ郊外では麦類も栽培されているがカノーラ栽培が特に有名で、満開のカノーラ畑は圧巻である。案内パンフレットの表紙にはこのカノーラ畑の写真が採用されており、この地域のシンボル的な風景である。

クータマンドラをさらに進むと、ジュニーという町に着く。同町では広大な麦畑が広がっており、リベリナ地域に来たという実感がわく。シドニーとメルボルンの中間に位置するジュニーはかつて、重要な乗換駅を有し「鉄道の町」として発展した。1952年には当時南半球最大の穀物ターミナルも建設されたが、現在はその役目を終え、農業生産地域の町となっている。

 

(3)ワガワガ

ジュニーを過ぎ40分ほど本道を進むとワガワガに到達する。ワガワガは内陸都市としては最大で、農牧畜産物の一大集散地である。なお、本道はこの先、ビクトリア州農業地帯への玄関口であるオルベリー(Albury)につながる。ワガワガには、リベリナ地方を縦断し、最終的にはリバーランドの農業地帯やアデレードにつながるSturt Highwayも通っており、農業物流上重要な交通ポイントでもある。

 

3.実際に走って

本道を通り、カウラの野菜栽培、ヤングの果樹、そしてジュニーをはじめとしたリベリナの穀物栽培と、多様な農業の形を見ることができた。特にオーストラリアの農村の春を楽しむなら、カウラ、クータマンドラは良い場所と思う。

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