第6回 ガーデニングブーム

干ばつでの水不足が緩和されたことや適切な害虫駆除剤の開発を受けて、ホームガーデニングがブームのようだ。ある新聞によると、その波を受け、ホームガーデニング産業は、2010/11年度の30億豪ドル(約2,392億円)から本年度は50億〜70億豪ドル規模へ成長すると予測されている。

水不足が懸念されていた時期は、水をあまり消費しない植物などが好まれていたが、最近では特に野菜や果実の菜園が注目されている。小振りサイズのフルーツの木など食用植物が人気のようだ。機能的で実用的な上、見た目も美しいためだという。

ガーデニング大手エデン・ガーデニングのドネリー・マネジャーは「野菜を育てる形態も多様化しており、従来のような(土を盛った)菜園にこだわらなくなってきた」としており、同ショップでは水をやる必要のない水耕栽培用のポットの売れ行きがいいという。

筆者も先月開催されたガーデニング・エキスポに参加したが、苗木やポットを抱えるように歩いている人をたくさん見た。講演会やハウツーセミナーが数カ所で実施され、人が群がるように聞き入っているのを見て、豪州ではいかに自宅のガーデニングに熱を注いでいるかを垣間見た気がした。

豪州の大学で学んでいた際、「豪州は日本でみられるような、ポットで植物を栽培する習慣があまりない」と教えられたことがある。確かに都市から少し離れれば緑が広がっているため、小さなポットで植物を育てる必要性はないのかもしれない。

だが、今回のようなガーデニングブームをみると、ポットで植物を育てることに楽しさを感じる人は豪州も日本も同じなのだなと気付かされる。

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