第3回 地方からこだわりの 特産物を

オーストラリアを旅行するときに、お土産に困ったことはないだろうか。日本へのお土産は、コアラやカンガルーのぬいぐるみやマカデミアナッツ入りのチョコレートなど、それなりにオーストラリアからのお土産といえるものがある。ただ、国内旅行では「○○に行ってきました」といったお土産も地域特産のお土産もあまり目にすることができない。

そんな中、地方都市からこだわりの商品を発信しているところもある。その一つがニューサウスウェールズ州南部のジューニー(Junee)にあるリコリッシュ・アンド・チョコレート・ファクトリー。有機栽培にこだわった小麦の生産から、チョコレートなどの菓子製造までを手掛けている。1934年ころに建てられ以前は小麦粉が生産されていた工場を改装し、菓子製造の傍ら、訪問客への工場案内やカフェ運営、キッチン用品の販売が行われている。ここで製造されているオーガニック・チョコレートの原料はベルギーから輸入しているとのことだが、こだわりは「健康にいいものを作る」ことだとか。いつも来られる場所ではないので、おみやげとしてカエルの形をしたチョコレートを購入。知人にあげたところ喜ばれ、その後のおみやげ話にも花が咲いた。

またある新聞では、ビクトリア州メルボルン北部のヒールズビルでピクルスやチャツネを手作りで製造・販売している夫婦を紹介していた。彼らの理念は「自立的で持続可能なこと」とし、原料はできるだけ地域で生産されたものを使い、季節にあったものを作っているという。商品の写真も載っており、鮮やかなが印象的だ。

オーストラリアは都市によってあまり違いがないといったことを聞くことがある。そのため、こういったこだわりのある地域に根ざした商品は今後、伸びしろのある分野なのではないかと思われる。

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