第313品 サントスのコアラミックス
新型コロナの収束後に日本へ里帰りを計画している皆さん、お土産の心づもりはしていますか?鉄板のティムタムも喜ばれますが、今回はサントスのコアラミックス(KOALA MIX)はいかがでしょうか。パッケージにコアラと大きく印刷されてますから、「一体どこに行ってたんだっけ?」なんて聞かれることはまずありません。万が一聞かれたら黙って袋を指差しましょう。
このコアラミックス、大粒のカシューナッツ、アーモンド、マカダミアがゴロッと入っています。ほのかな塩味が次の一粒を誘い、気がつくと完食しています。コアラという商品名は、オーストラリアをインスパイアーしたからという予想通りなのですが、使われている材料のうち、オーストラリア産は50%だけというなんとも腰砕け。海外出身者もコミュニティーの重要な構成要素、というこの国の多文化社会を表現していると解釈しましょう。
サントスは1956年にシドニーで創業した食品メーカーです。ナッツ、コーヒー豆、乾燥フルーツ、スナックなどを製造販売します。流行のグラノーラやミューズリーなど、幅広い商品を扱いますが、基本は乾物屋にあるもの。特筆すべきはワサビ豆。あの春日井の緑色のマメが販売されているのを見ると、思わず感涙にむせびます。
現会長のニコラスさん、医学生だった時に旅行に行ったトルコで飲んだコーヒーがあまりに美味しかったことから、帰国後折しも経営者が急逝したサントスの社長に納まったとか。医学を全うするという道もあったのではと思いますが、ナッツの程よい塩加減でよしとしましょう。(尋助)
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