変わらないもの
シドニーで10人までの店内飲食が解禁されてすぐ、友人と居酒屋に飲みに行った。新型コロナウイルス感染症が広まるまでは、週平均4日は外食していたが、この約2カ月は、それができなかったので我慢の限界だった。
「いらっしゃいませ」と言われて、店内に入るだけでもうれしさがこみ上げてきた。席に案内されると、すかさず店員が手の消毒ジェルを差し出してきた。プラスチックだった箸は割り箸に変わっており、10人制限のせいで、広い店内でもお客は自分を入れてわずか3組だけだった。
すべての料理に取り箸を用意してもらったり、1人分が分けやすい料理を頼んだりと、コロナ前と後とでは、変わってしまった標準をあらためて実感させられた。でも久しぶりに友人と乾杯した酒はおいしく、一緒の卓を囲めば自然と盛り上がる。これは昔もこれからも変わらずにあり続けるものだろうと信じたい。(花坊)
投稿者プロフィール
最新の投稿
- トップ記事2024年4月19日豪の水産物生産高、停滞へ 養殖は成長
- 水産2024年4月19日TAS労働党の新党首、サーモン養殖事業を擁護
- 水産2024年4月19日NZロブスター業界、自主的漁獲制限を導入
- 畜産2024年4月19日豪の畜牛価格、2年で倍に=アナリスト予想