リサイクルの「見える化」

シドニー近郊セントラルコーストのショッピングセンター、エリナフェアは、地方都市としては大きすぎるといってもいい規模だ。1987年にオープンし、一時は「平屋としては南半球最大の」ショッピングセンターという微妙な称号も持っていたという。現在は2階建てだ。

エリナフェアに持ち帰りコーヒーカップの形のリサイクルボックスが置かれていた。カップとふた、飲み残しのコーヒーを分別して捨てられる。説明のポスターによると、これまでに31万5000個のカップがリサイクルされたとある。「シンプリー・カップス」というプログラムの一環だそうだ。

ニューサウスウェールズ州では、飲料空き容器回収制度「リターン&アーン」によって空き缶や空き瓶、ペットボトルの回収はかなり進んだようだが、普通のリサイクルボックスに捨てられるコーヒーカップの行方には以前から疑惑を持っていたので、こうして形で示してくれると安心する。(城一)

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