アジア系の食品小売店

自宅の近くにアジア人街があるのがありがたいと思うようになった。夜遅くまでレストランやスーパーを開けてくれるので、日本の食材や新鮮なアジア野菜が購入可能だ。また、豪州人オーナーがそろって休みに入るイースターやクリスマス休暇も変わらず営業してくれる。
アジア系の食品小売店で共通しているのが、生鮮野菜や果物の売り方が「アジアっぽい」こと。例えば、ミカンは小ぶりで種の少ない品種をそろえてあり、袋に小分けされている。リンゴは「フジ」が人気のようで、大きめのサイズが手に入る。運が良いと蜜入りのリンゴに当ることもあった。
レジ打ちをしながら柿を食べているおばさんや、箱売りの果物を堂々と味見していく買い物客を見ていると、どことも知れぬアジアの国にいるようだ。おかしな日本語で表記された食品も見慣れた。道端で売られる野菜やハーブにはさすがにまだ手を出していないが、それもまた見ていて楽しいものだ。(妙子)

公式SNSをフォロー