日本食レストラン

家への帰り道に一軒の日本食レストランがある。窓ガラス越しに中をのぞくといつも人でにぎわっている。対照的に隣にある中華系の店はガラガラだ。レイトショッピングデーの木曜日となれば、道に順番待ちの列ができるほどだ。
隣の席の客と肩がぶつかりそうになるほど狭い店内。見渡せば、アジア系はほどんどいない。ワインを片手に刺身を食べながら会話を弾ませる人々、2人用の席にきつそうに肩を寄せ合う4人組み、カレーを箸で食べている人など、なかなかほかの日本食レストランでは見られない光景がある。
にぎわう理由を考えてみたが、周りに日本食レストランがないことに加え、手頃な値段、愛想の良いスタッフ、家庭的な味が人々を魅了するのだろう。日本でいう大衆食堂のような店が意外とオージーの心を掴んでいるのかもしれない。(豪々)

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