豪州式クリスマス
- 2013/1/10
- ことの葉
クリスマスは毎年、オーストラリア人の友人宅に伺うが、家族や親せきと囲む彼らのクリスマス・ランチがとてもシンプルなことに驚かされる。テーブルに並ぶのは薄切りにしたハムやターキー、サラダやパイナップルなどで、好きな分だけ自分の皿に取り分けて食べる。
友人いわく、オーストラリアのクリスマスは夏で暑いため、火を通していない「コールド・ミール」が好まれるのだとか。体の大きいオーストラリア人には物足りないのではと思ってしまうが、そこは量でカバーするらしい。
食べ物のほかには、毎年決まってオーストラリア式クラッカーが用意される。中からは紙でできたペラペラの王冠が出てくるが、まるで暗黙のルールのようにすべての大人が昼食が終わるまでそれを頭にかぶる。一見フォーマルな食事会で、みんなの頭には紙の王冠。このギャップを毎年楽しみにしている。(芽依)
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