「違いがわかる」豪人

オーストラリアでは毎年20億杯のコーヒーが飲まれ、国産のコーヒー豆もある。街にはカフェが多数ありカスタマイズの選択肢も多い。コーヒー中毒の当方は、日本にスターバックスが進出した時は大興奮したものだが、こちらに来てからは各店の味の幅広さに感動した。

お薦めはカンポス(Campos)コーヒーで、シドニーに本店があるがオリジナルの豆を各地に卸している。この国でコーヒー豆を育てるのは大変なようで、場所選びと適度な水が重要なため、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州北部に限定されるという。種類はアラビカ種がメーンで、地域ごとにローカフェインなど特徴がある。

過去には中国に輸出されていたが海外市場の開拓はまだまだのよう。生産や労働コストが高くブラジルなどの強豪国との競争は厳しい。宣伝を行えば知名度での伸びしろはあるだろう。移民文化で培われたこの味をもっと多くの国に知ってほしい。(栗生)

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