豪州お弁当事情

キリスト教系のカンファレンス「エクイップ(Equip)」がシドニー西部のローズヒルで開催され、友人らと参加した。丸1日のイベントで、昼食は売店で買えるようだったが、節約のため各自で弁当を持参した。

さて、昼食の時間。オーストラリア人の友人たちがごそごそと取り出したのは、ベジマイトが塗られただけの食パンやマフィンなど。中にはツナ缶1つだけという友人もおり、「朝は時間がなくて」と言いつつ日本風の弁当を持ってきたこちらは、スーパーウーマンと呼ばれてしまった。

当地では、子どもたちが学校に持ってくる弁当も簡単なサンドイッチが主流だとか。韓国人の友人は保温機能付きの弁当箱を買い、一汁三菜の弁当を8歳の娘に持たせていたが、高学年になると「みんなと同じがいい」とサンドイッチを懇願されたそうだ。作る側としては楽なものだが、育ち盛りの子どもの栄養面を考えれば複雑な気持ちだろう。(芽依)

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