地場企業の伸びしろ

オーストラリアではクリスマス休暇前に、会社主催のパーティー「クリスマス・ファンクション」が行われるのが主流だ。景気低迷が叫ばれる中、今年は抑え気味なのかと思いきや、オージーの友人たちの話を聞くとそうでもないらしい。

シドニー市内の法律事務所に勤める友人によれば、チーム、部署、全社で催されるディナーに加え、顧客とのランチなど、12月に入ってから休肝日を作るのが難しいとか。豪華な食事に始まっても、最後はやはりアルコールが主役になるそうで、お酒に弱い友人にとっては早くもつらい季節となっているようだ。

最近では、業界を問わずコスト低減や雇用削減のニュースが目立つが、友人いわくこれらすべての食事費用が会社負担というから驚きだ。1年間頑張ったご褒美とはいえ、社員にこれだけ大盤振る舞いしている地元の中小企業には、まだまだ伸びしろがある気がしてならない。(芽依)

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