ファストフードが危ない?

日本では、異物混入が相次ぎ報道され、ファストフードの売り上げが落ち込んでいる。オーストラリアでは今のところ同様の事件は聞かないが、業界は別の問題に直面しているようだ。

調査会社ユーロモニターによると、マクドナルドやハングリージャックスなどのファストフードの店舗数は過去5年間で5%増加。これに対して、ナンドスに代表されるファストカジュアルレストランの店舗数は3割増となっており、25~34歳のY世代が売り上げをけん引しているそうだ。背景には、ヘルシーフードの需要増があるという。

一方でファストフード店も健康志向を打ち出しており、実際に一部のメニューはファストカジュアルレストランと変わらないように見える。ただ、いったん染み付いた「不健康」なイメージは、なかなか払しょくできないようだ。

個人的には、おまけ付きのキッズメニューを強化すれば、将来的な顧客の囲い込みにつながる予感がする。あ、いっそ大人にもおもちゃを!(城一)

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