サービスの質と日本人
自宅近所の飲食店や自動車サービス店に、それぞれ日本人のスタッフがいる。
注文し、支払いして、商品やサービスを受け取るという単純な流れでありながら、日本人のスタッフに対応してもらうだけで、そのプロセスを快適に感じるのは日本人としての親近感という理由だけではないと考えている。特にカフェでは、観察していると彼らの動きは他のスタッフより断然迅速で、おしゃべり好きなオージースタッフに笑顔も負けない。
そのカフェのひとつから最近、日本スタッフの姿が見えなくなった。先日食事しに行くと、以前は彼女が席についた客のテーブルをすぐに回ってくれたが、待てど暮らせど誰も注文を取りに来てくれない。仕方なく自分でレジに頼みに行くと、近くにいたオーナーが、最近取引先業者が閉店して一部商品が出せなくなったとぼやいていた。商品も大切だが、サービスの質を上げないと客足はもっと遠のくぞ、とのどまで出かかった。(百花)
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