豪州で加工特産品はいかに?

オーストラリアに旅行に来た日本の友人から、日本の地方特産物をお土産にもらった。その地方でしか取れないスパイスとすだち汁だそうだ。ビンやラベルのデザインにもこだわったこうした特産物は、日本には非常に多い。全国的に広まっている地域振興策「一村一品運動」の影響もあり、47都道府県には数多の特産物があるはずだ。

さてオーストラリアでも、少し都心から車で足を伸ばすだけでいい観光名所がある。シドニーならハンターバレーやブルーマウンテンなどだ。ところが、その地で取れた独自のリンゴを使ったアップルパイやクッキーなどを特産物としてブランド商品化すれば売れると思うのだが、そうした特徴のある特産物はあまり見たことがない。

ハンターバレーではワインだけでなく、チョコやチーズ直販所があるというので行ってみたが、大半が既製品を売っているだけでがっかりした覚えがある。販売ルートなどで規制があるのか、コストに見合わないと思っているのか、不可解に思っている。(西嵐)

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