たかが脇役、されど脇役

移民大国のオーストラリアは、食文化国際性に富んでいて、高水準だと思っている。国民の食に対する関心も高く、料理番組なども視聴率が高い。お気に入りのそんな某番組が今年も終わってしまい、日々の自分の料理にも覇気がなくなった。

こちらでは、よく日本のスライサーや包丁などが高性能と紹介されている。こちらの箱形グレーターはチーズなどにはよくても、野菜の薄切りなどを試みるとケガをする。器具などで日本製が評価されるのは驚くこともないが、食品用ラップが注目を浴びないことに長年納得がいかないでいる。

某番組でも、粘着性が足りない割に、箱から切った途端、実際使う前にしわくちゃに張り付いてしまう矛盾したご当地ラップを見ていて切なくなった。参加者は勝利を掛けて料理に専念すべきなのに、たかが脇役のラップに足を引っ張られてしまうなんて。早く日本製ラップが豪飲食業界で脚光を浴びる日が来ないものだろうか。(百花)

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