砂糖はどこまで悪者か

英国人有名シェフのジェイミー・オリバー氏はここオーストラリアでも、糖分の摂取削減の提唱者として知られている。しばらく前に砂糖が体に与える影響に焦点を当てた同氏の特別番組を見た。同氏はメキシコなどで奏功している砂糖税の導入を提唱し、公的に活動している。
子どもの4人に1人、成人の3人に2人が肥満と言われるオーストラリア人の8割以上が、砂糖税の導入を支援しているという調査結果もある。20%の砂糖税は、年間2億5000万豪ドル(1豪ドル=約87円)の歳入増にもなるという。
一方で、最近放映された「スーパーフード」がテーマの同氏の番組では、長寿の秘訣としてフルーツを大量に食す南米の町が特集されていた。砂糖には精製糖とフルーツなどに含まれる果糖とあるが、総じて糖分の摂取を推奨するようにも取られかねない内容に混乱した自分がいた。健康管理とは一辺倒にはできないということにしておこうか。(百花)
 

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