キウイの「赤いシリーズ」
- 2016/7/1
- ことの葉
友人宅で出されたキウイに、目を見張った。本来、黄色や緑色をしたキウイの果肉が、真っ赤だったからだ。友人は、スーパーに売っていたので買ってみたという。名前はそのまま「レッドキウイ」(本号表紙の写真参照)。
表面の皮は、普通のキウイにある毛がない。味は酸味が少なく、とても甘い。収穫期が短く、キウイ全体の流通量の中でわずか0・3%に過ぎないのだとか。
生産しているのは、ニュージーランドのキウイメーカー大手のゼスプリ。かつてシンガポール市場でトライアル販売してみたところ、消費者の反応はとてもよかったが、栽培や流通、品種改良などで課題が多かったようだ。しかし、こうしてオーストラリアのスーパーでも普通に売られているのを見ると、大量流通に成功したのかもしれない。
かつて日本で黄色いスイカが流行った時期があったが、あまり人気が続かなかった気がする。甘くて赤いキウイ。消費者好みの読みだけは、甘くちゃダメだ。うまい!(西嵐)
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