長い昼食

子どもが通う小学校主催の「ロング・ランチ」に参加してみた。生徒の保護者がそれぞれ手作りの料理を持ち寄り、ゆっくり昼食を楽しみながら親睦(しんぼく)を深めるという毎年恒例のイベントだ。日曜日のお昼で、最高気温が30度を超える日だったせいか、集まったのは十数人と少なめだった。

チキンの丸焼きやタコス、リゾットなど、料理はバラエティーに富んでいる。普通においしいのだが、ワインと一緒に楽しめないのがつらいところだ。

保護者手作りのデザートもたくさん用意されていた。暑さで溶けたチョコレートがたっぷり乗ったケーキやカスタードクリームのお菓子など、どれも倒れるほど甘い。勧められると断ってはいけないように思い、全種類を完食し、持参のペットボトルの水で流し込む。1年分の砂糖を摂取したような気がした。

延々と続くわが子の自慢話を聞きながら、来年はワインとお茶を用意したら人気者になれるのではないかと思った。(城一)

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