パブロワ論争再び
先月のオーストラリアデーには、友人宅に家族で招待された。夕食のメーンは定番のラム肉のバーベキュー。「もう焼けたかな」「あと5分」とホストのご夫妻は真剣そのものだ。おかげで焼き加減は最高だった。
デザートはメレンゲ菓子の「パブロワ」。こちらもおいしくいただいていると、「このデザートには、いわくがあってね」とご主人。やはり来ましたね。
パブロワは、ロシアのバレリーナのアンナ・パブロワが1920年代にオーストラリアとニュージーランド公演を行った際、彼女の名前にちなんでつくられた。両国どちらの発祥かについては長年、論争が繰り広げられている。
オークランド生まれの奥さんは「ニュージーランドが本家ですよ」と譲らない。パブロワがどちらの国を先に訪問したのか聞くと、ニュージーランドとのこと。「それなら、ニュージーランド発祥ですよね」と言うと、「そうよね」と奥さんはにっこり。ご主人がアイルランド人でよかった。(城一)
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