日本のパブロワ体験

わが娘を日本の実家の小学校6年生のクラスに体験入学させた際、オーストラリアの伝統的なスイーツを家庭科の授業で作ってくれないかと、妻が担任の女性教師に頼まれた。
妻は快諾し、パブロワがいいだろうと思い、当日に作り方を披露していた。それぞれの児童は生まれて初めてのパブロワ作りを楽しんだようだ。だが、パブロワは一定量の砂糖を入れないと膨らまないため、日本人にとっては非常に甘い。案の定、児童たちは「すごく甘いねー」といってあまり口に合わなかったようだ。
だが妻が感嘆していたのは、児童たちの真剣なまなざしと、クラスのまとまり。これがオーストラリアであれば、全員がバラバラでざわついていたり、無関心の児童が明後日の方を向いていたりするものだが、日本のクラスは従順で、非常にまとまっている。
でも日本の児童は、オーストラリアのスイーツはダメで、やっぱり日本のスイーツが一番だと再認識したかもしれない。筆者も同意するけれど。(西嵐)

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ウェルス編集部