オージーの作る新しい和食
民放テンの人気料理番組「マスターシェフ」が、今月2日から日本を舞台に熱戦を繰り広げている。初日は和牛やホタテ、日本酒、かつおぶし、八丁みそなど日本が誇る食材を使って一品料理を調理した。これが非常に面白い。参加者たちはオーストラリア人ならではの自由な発想で日本の食材を自由自在に扱い、創作料理を次々と生みだしていくのだ。
中でも興味を引いた食材が、番組中盤に登場した本わさび。初めて見る本わさびを前に固まる参加者たちもいたが、制限時間が終了するころには美しい料理やデザートが出来上がっていた。
それらは「和食とはこういうものだ」という自分の固定観念をくつがえすものだった。日本人の自分は「この食材は和食には使わない」など、気づかないうちに自分の中でルールを設けていた。だが彼らの作る料理を見ていたら、新しい視点で和食をとらえることができた。オーストラリアの食材を使ってさっそく創作和食に挑戦してみようか。(香佳)
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