お茶ブームが来た?

オーストラリアは英国系文化の流れをくんでいる割に、紅茶はコーヒーに人気の座をすっかり奪われてしまっている。カフェでもコーヒーに関しては豆やいれ方にこだわっている店が多いが、お茶は大体同じような種類かつ、ティーバックで出てくるところも多く、お茶派としてはがっかりしていた。

それが今、シドニーでお茶ブームが来ている。ただし、果汁やジュース等と混ぜてタピオカを入れるなど東南アジア人が好んで飲む甘い「お茶」だ。雨後のたけのこのごとく、中心部には数え切れないほどの「アジア系お茶屋」がオープンし、どこも行列だ。ただ私には、ヨーグルト、タピオカ、ミルク入りと多少の違いはあれど、大体どこも似たりよったりだ。

一度頼んでみたことはあるが「砂糖が入っていなくて、甘くなくて、タピオカもいらない」などと頼むので、結局普通のウーロン茶やジャスミン茶が出てくることになる。

本当の「お茶」が人気になるのはまだまだ先になりそうだ。(花坊)

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