朝食のメニュー
オーストラリア家庭の典型的な朝食といえば、バターとベジマイトを塗ったトーストだが、これに次ぐ代表的なメニューが、白インゲン豆のトマトソース煮だ。ベイクドビーンズと呼ばれ、スーパーではお一人様用から家族用までさまざまなサイズの缶詰が売られている。電子レンジで温め、トーストの横に添えて食べる。英国の食文化を引き継いだものとみられる。
筆者も試しに食べてみると、トマトの酸味が効いていて味は悪くないのだが、トーストと合わせるとどうもモソモソして食べづらい。添加物など健康への影響も気になる。オーストラリアには同じ味付けでスパゲティのトマトソース漬け缶詰も販売されており、知人いわくこちらもトーストに乗せて朝ご飯に食べるそうだ。
パンと共に麺を食べるなんて……とあきれたが、ふと日本には「焼きそばパン」が存在することを思い出した。味は違えど、炭水化物同士のアレンジは万国共通ということか。(岩下)
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