第165回 di LUSSO ESTATE

気温は低いが気持ちのいい晴天の続くシドニーのピアモントで、先週末、「フード・ワイン・アートフェスティバル」が開催された。厳密に言えば、このフェスティバルは今月3日から15日まで開催されたのだが、最終日である15日にはマッジーのワイナリーがテイスティングブースを開き、シドニーにいながら多くのマッジー産ワインをテイスティングすることができた。

30ものワイナリーが出店していた中で、常に人だかりが絶えなかったワイナリーがある。イタリアのブドウ品種ばかりを取りそろえた「di LUSSO ESTATE」だ。サンジョベーゼやピノ・グリージョは豪州でもよく聞く品種だが、バルベーラ、ヴェルメンティーノ、ピコリット……カタカナ表記さえも困難になるような品種が並ぶ。

試飲に訪れた人々も見慣れないながらも、やはり珍しい品種のワインは試してみたい様子。オーナーの男性にお勧めを聞くとピコリットは世界的にも生産が少ない品種で、このワイナリーで人気が高いと教えてくれた。後で調べてみたところ、確かにピコリットは日本でも希少な品種のワインとしてイタリアンレストランで提供されているようだ。味はさわやかな甘さがあるが、デザートワインほど濃厚な、いわゆるスティッキー(Sticky)なテクスチャーではなく、さらりとしていた。

渡部妙子NNA豪州マーケティング部長

投稿者プロフィール

日本で栄養士・管理栄養士資格を持つ。食品会社の品質管理員や、病院食・学校給食の献立作成、栄養指導業務に従事した経験も。06年渡豪。豪州ワインのおいしさに魅せられ、ワイナリー、ワインバーめぐりを趣味とする。 5年間で訪問したワイナリーは50カ所以上。

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