第158回 McGuigan Wines


ワインの裏ラベルにはそのワインについての詳細な情報が詰まっている。製造者、販売者はもちろんのこと、どのような環境で育ったブドウを使っているとか、ワインの風味や食事の組み合わせの提案さえある場合もある。また、食物アレルギーを持つ人や菜食主義者に対して「製造過程に卵、動物性タンパク質、乳製品を含む」という注意書きを見かけることもある。しかし一体これらの原料とワインに、どんな接点があるのだろうか。 あるテレビ番組でその謎を解き明かしていた。多くのワイン醸造者が醸造過程で卵白や、水溶性ビタミンのビオチンを加えるというのだ。そうすることにより、ほどよい苦みやドライな味わいが生まれるという。番組では実際に卵白を加える様子を取材していたが、ひとつの樽に卵1個分の卵白という割合だった。 割合は微量に思えるのだが、動物性タンパク質を一切口にしない菜食主義者や菜食主義者(Vegan)には問題になるようで、インターネットで調べたところ、ベジタリアン、ビーガン用のワインは意外にも多くのワイン生産国で作られていた。身近なところでは、ニューサウスウェールズ州ハンターバレーの「マクギガンワイン(McGuigan Wines)」のブラック・レーベルもその一つ。これはただ、ワインメーカー側が菜食主義者向けにプロモーションをしているというより、菜食主義者の団体が紹介しているケースが多いようだが。

渡部妙子NNA豪州マーケティング部長

投稿者プロフィール

日本で栄養士・管理栄養士資格を持つ。食品会社の品質管理員や、病院食・学校給食の献立作成、栄養指導業務に従事した経験も。06年渡豪。豪州ワインのおいしさに魅せられ、ワイナリー、ワインバーめぐりを趣味とする。 5年間で訪問したワイナリーは50カ所以上。

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