第157回 Ivanhoe Wines

久しぶりに友人の家で再会を果たしたのは、2年前にプレゼントしたリーデル「オー・シリーズ」のシラーズ専用グラス。豪州産シラーズが大好きな友人は大切に使ってくれていた。薄氷のようにデリケートなグラスなので、食器洗浄機ではなく丁寧に手洗いしてくれているという。

この日持参したのはIvanhoe Winesのシラーズ。同ワイナリーの会員になった関係で在庫を大量に買い取ったものだった。当然、自宅でもテーブルワインとして頻繁に飲んでいたものだが、専用グラスに注いでもらうと香りも味も違ってくるから不思議だ。グラスの底に手を添えると少しワインが暖められ、アロマがグラスの中に充満するようにデザインされている。

専用グラスでいただくシラーズで優雅な気分に浸っていたところ、友人が横からグラスをつついて倒そうとするではないか。「危ない!」と思わず手を出したが、「オー・シリーズ」のグラスはだるまのようにコロンと斜めに傾き、中のワインは無事だった。もちろん勢いをつけて転がしてはいけないが、そっと指で押すと起き上がりこぼしのようにゆらゆらと動く。少量のワインなら、グラスを傾けた状態で数分おくだけでデキヤンタの代わりになるという。ここまで研究し、活用してくれているのならプレゼントしたかいがあるというものだ。

渡部妙子NNA豪州マーケティング部長

投稿者プロフィール

日本で栄養士・管理栄養士資格を持つ。食品会社の品質管理員や、病院食・学校給食の献立作成、栄養指導業務に従事した経験も。06年渡豪。豪州ワインのおいしさに魅せられ、ワイナリー、ワインバーめぐりを趣味とする。 5年間で訪問したワイナリーは50カ所以上。

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