第151回 Tempus Two
- 2011/2/10
- たえこのワイン
先週末の土曜日、シドニーの熱波が最高になった。天気予報を見て覚悟はしていたものの、想像以上の猛暑で、予定していたハンターバレーへの日帰り旅行も取りやめてしまったほどだ。ハンターバレーで青々と茂ったビンヤードを眺めながらのランチを楽しみにしていた。これはシドニー西部バルメインにあるパブで時間をつぶすことで代用された。
モダンなレストランがメーンストリートに並ぶバルメイン――。ワイナリーでの食事はあきらめ、せめて、オープンカフェで優雅に早めの夕食を、とカフェ・レストランStars at Gigi'sを訪れた。ここはハンターバレーのワイナリーTempus Twoのワインをメーンに取りそろえている。アンティパストの盛り合わせとワインをセットにした前菜が人気で、マッチしたワインを一緒に楽しむことができる。前菜に合うワインということで、セミヨン・ソービニョン・ブランが一緒に出された。
一向に威力の衰えないまぶしい西日を浴び、汗をしたたらせながらいただいていると、ワイングラスも大汗をかいてすぐに温まった。ただし温まったワインは、冷やして飲むよりもアロマを楽しめるのは良い。暑い夏などは白ワインを冷やしすぎてしまいがちだが、グラスが少し汗をかく程度で十分だとも聞いたことがある。
地声人語・湖城の窓から過去の記事
-
2021/1/15
地声人語・湖城の窓から- vol.484
-
2021/1/8
地声人語・湖城の窓から- vol.483
-
2020/12/24
地声人語・湖城の窓から- vol.482
-
2020/12/18
地声人語・湖城の窓から- vol.481