第207回 Stonyridge Vineyard

【Stonyridge Vineyard】
80 Onetangi RoadWaiheke Island, New Zealand
TEL:+64 9 372 8822
http://www.stonyridge.co.nz/

この夏のシドニーと同じで、ニュージーランド(NZ)のオークランドでも、2月末の滞在中はほぼ毎日雨が降っていた。急に雨足が近づき、土砂降りになるのはシドニーとも似ている。違うのは、それに横風が加わることだ。

さて、せっかくの異国でのワイナリー巡り、この日くらいは晴れて欲しいものと思っていたら、願いがかなって、フェリーで向かったワイヘキ島は晴天だった。ガイドによると、この島では晴天がオークランドより4割ほど多いのだとか。その天候を生かして、ワイン作り以外にオリーブの栽培もしている。最初に向かった「Stonyridge Vineyard」でも、オリーブ畑でテイスティングをさせてもらった。カベルネ・ソービニョンのブレンドを試したところ、フルボディーのどっしりとした感じはあるのだが、後味にタンニンが強くないのですっきりしていた。

このワイナリーの赤ワインは数品種のブドウをブレンドした「ボルドースタイル」と呼ばれ、本場に勝るとも劣らないという評判だ。

ワイヘキ島のみならず、NZのワイナリーはクロアチア人移民によって創立されたところが多いが、同ワイナリーはNZ人によって創立された。ここでは、ブドウの収穫方法にもこだわっており、完全に手摘みの作業をしている。手間がかかるが、ブドウの房の下から摘んで、熟れていないのは残し、数日後に熟れてから収穫する。ここで働く豪州人のジョンさんがデモンストレーションをしてくれたが、ブドウを大事に扱っているのがよく分かった。ここから、しなやかな味わいの赤ワインづくりが始まる。

渡部妙子NNA豪州マーケティング部長

投稿者プロフィール

日本で栄養士・管理栄養士資格を持つ。食品会社の品質管理員や、病院食・学校給食の献立作成、栄養指導業務に従事した経験も。06年渡豪。豪州ワインのおいしさに魅せられ、ワイナリー、ワインバーめぐりを趣味とする。 5年間で訪問したワイナリーは50カ所以上。

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