第58回 YARRH WINES

YARRH WINES
380 Greenwood Road Murrumbateman NSW
2582
tel 02 6227 1474
fax 02 6227 1584
email info@yarrhwines.com.au
www.yarrhwines.com.au

前回のコラムでも書いたようにキャンベラ地区のワイン用ブドウは収穫の時期を迎え、4月4~5日には収穫祭が各ワイナリーで行われた。「YARRH WINES」でも、おけに入れたブドウを足で潰す「クラッシング」を来訪者に解放していて、子どもたちが喜んで参加していた。

この作業に参加した人は名前とメールアドレスを記帳して帰る。やがてそのブドウがワインとなり、発売される時期になるとメールでお知らせをしてもらえる、という訳だ。なるほど、リピーターを増やすには良い方法だと感心してしまった。広いテラスでは、収穫祭の一環でバンドの生演奏が流れており開放的。オーナーのフィオナさんの趣味の良さを感じさせる。

ところでブドウの収穫期に合わせたのかどうかは定かでないが、自宅のあるシドニー西部ライカートのパレスシネマでは、カリフォルニア・ワインがフランス・ワインを抜いて優勝した1976年のブラインドテイスティングを描いた映画「Bottle Shock」が上映されている。これは実話に基づいた映画で、その時代に新世界のワインが「安物」としか認識されていなかった背景が良く分かる。しかし、この出来事をきっかけにして新世界のワインの実力が認められるようになったのは、豪州をはじめとする新世界のワイン産国としては、ありがたいことだっただろう。

映画の終わりのシーンで、アラン・リックマン演じるワインショップの英国人オーナーが言うセリフが印象的だった。「これは始まりにすぎない――これから南米、南アフリカ、豪州、ニュージーランド産のワインが欧州のワインを負かすことになるだろう」

渡部妙子NNA豪州マーケティング部長

投稿者プロフィール

日本で栄養士・管理栄養士資格を持つ。食品会社の品質管理員や、病院食・学校給食の献立作成、栄養指導業務に従事した経験も。06年渡豪。豪州ワインのおいしさに魅せられ、ワイナリー、ワインバーめぐりを趣味とする。 5年間で訪問したワイナリーは50カ所以上。

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