第8回 Domaine Chandon

【Domaine Chandon】
727 Maroondah Highway, Coldstream VIC 3770
Tel:+61 3 9738 9200
http://chandon.com.au/

クリスマスが近づくと街のあちこちでシャンパンボトルが展示されるようになります。パーティーなど華やかなシーンで大活躍のスパークリングワインですが、豪州のスパークリングワイン天国はどこだと思いますか。私のお勧めはヤラバレーです。元々、冷涼な気候でスパークリングワインに使われるシャルドネの栽培に適している同地ですが、約30年前にフランスのモエ・エ・シャンドンが海外で4番目の直営ワイナリー「ドメイン・シャンドン」を建てたことで消費者のイメージが定着したのではないでしょうか。

同ワイナリーでは、訪問者の知識向上に力を入れています。前もって予約をすればワイナリー内を案内してくれるツアーにも参加できますし、訪問者が自由に閲覧できる資料展示はまるでミュージアムのようです。ワイナリーの地下室では、二次発酵をしているボトルが壁いっぱいに収納されていて、この工程に2年以上かかります。
ワインメーカーにとってはたいへん手間のかかる工程ですが、地下室で寝かされているワインたちには楽しい時間かもしれません。なぜなら、この地下室では時々オペラのコンサートを開催しているからです。

植物も音楽を聞かせると美しい花を咲かせたり、成長が良くなると聞きます。ワインは生き物ではありませんが、二次発酵の段階では瓶の中に酵母菌が糖を食べ、炭酸ガスを発生させていますので彼らはオペラを聴いていることでしょう。

同ワイナリーで試飲したスパークリングワインは全てグラスの中心から勢いよくきれいな泡が立ち上りました。二次発酵の手間をかけている証拠です。パチパチとはじく泡の音は、酵母たちのオペラ歌手への拍手のようでした。

高級感★★★★★
イベント性★★★★☆
環境★★★★★

 

渡部妙子NNA豪州マーケティング部長

投稿者プロフィール

日本で栄養士・管理栄養士資格を持つ。食品会社の品質管理員や、病院食・学校給食の献立作成、栄養指導業務に従事した経験も。06年渡豪。豪州ワインのおいしさに魅せられ、ワイナリー、ワインバーめぐりを趣味とする。 5年間で訪問したワイナリーは50カ所以上。

この著者の最新の記事

関連記事

アーカイブ

ウェルスのトリビア

上場計画を再始動したカキの養殖会社イースト33によると、シドニーロックオイスターの価格は上昇していますが、過去5年間で何%上昇したでしょうか?(答えは記事中に)

ページ上部へ戻る