第17回 De Bortoli Wines

【De Bortoli Wines】

Pinnacle Lane, Dixons Creek VIC 3775

Tel:+61 3 5965 2271

http://www.debortoli.com.au/

 

過去2回はワインの香りや味の表現を紹介しました。今回と次回は食事とのマッチングについてそれぞれ白ワイン、赤ワインに分けて考えてみたいと思います。

■アイデア1

ワインのアロマと味を料理にマッチさせる

ワインの中にはさまざまなアロマや味、後味があります。それらと料理の中の香りや味に共通点を探していくと、自然と相性の良いワインと食事を見つけられます。例えば、ハンターバレーのドライなセミヨンはシトラスのフレッシュなアロマとミネラルの味がします。それには、マグロの刺し身(赤身)や、レモンジュースをたっぷりと使ったシーフードサラダを合わせてはどうでしょうか。マグロの赤身は鉄分をはじめ、ミネラルが豊富です。セミヨンもまた、スティーリー(steely)と表現されますから、双方のアロマと味がマッチします。また、シーフードサラダの場合は、シーフードのミネラルと、レモンジュースのシトラスがワインのアロマとマッチします。

また、酸味の強い若いソービニョン・ブランには同じように酸味のある寿司、スキャロップのように甘味のあるシーフードには、ほんのり甘いリースリング、スモーキーでオークの香りがしっかりとついたシャルドネには、同じくスモーキーなカモ肉やスモークサーモンを合わせてみてはいかがでしょうか。

■アイデア2

ワインのボディーを考える

前述にあるワインの酸味やアロマ、味わいも関係しますがワインの重さ、ボディーによってもマッチする料理が変わってきます。

「ライトボディー」軽やかなスパークリングワインは、食前酒として楽しむことが多いと思いますがカナッペなどクラッカーの軽い歯ざわりを楽しめるようなアパタイザーによく合います。

「ライト〜ミディアムボディー」セミヨン、ドライなリースリング、ソービニョンブランなどスパークリングではない軽めの白ワインには、シーフードの中でも白身魚や甲殻類、肉では脂身の少ないチキンが合います。そのほか、パスタや寿司でもあまりクリーミーな味付けではなくシンプルな調理法が向いています。

「フルボディー」白ワインの中でフルボディーといえば、シャルドネです。シーフードの中でもクリーム系のソースを使った料理が合うでしょう。白身の肉では、チキンも合いますが、お勧めはより脂肪分の多いダックです。

■アイデア3

色と温度をマッチさせる

白ワインに合うものは、チーズ、シーフード、白身の肉、と白いものが思い浮かびます。しかし、同じ白ワインであっても若いテーブルワインと何年も寝かせたビンテージワインでは色が違ってきます。ボディーとも共通しますが、軽やかであったり酸味のあるワインはほとんど黄色みがない、もしくは少し黄緑がかっても見えます。このように涼しげでさわやかなワインには、冷たい前菜、サラダ、生ガキが合います。

一方で、黄金のように黄色く少し粘り気もあるようなワインには、リッチな味わいの暖かい食事が合います。このような場合には、ワインのほうも冷やしすぎないように注意したいです。特にこれからの季節は、暖かい食事が恋しくなりますから、一緒に白ワインも常温でサーブするくらいで良いでしょう。季節柄、クリやナッツを使った料理にも合いそうです。

ワインの好みが千差万別なように、食事とのマッチングも人それぞれです。今回提案したマッチングはワインと食事の共通点を探して合わせるものなので、洋服であればスーツを着ているようなもの。外すことはなくても面白みに欠けるかもしれません。ですので、奇抜なワインに出会ったら幸運と思い、それに合う食事を考えてみてください。デザートワインの最高峰De Bortoli Winesの「Noble One」とブルーチーズのように異なる風味の組み合わせがベストマッチということがあります。

渡部妙子NNA豪州マーケティング部長

投稿者プロフィール

日本で栄養士・管理栄養士資格を持つ。食品会社の品質管理員や、病院食・学校給食の献立作成、栄養指導業務に従事した経験も。06年渡豪。豪州ワインのおいしさに魅せられ、ワイナリー、ワインバーめぐりを趣味とする。 5年間で訪問したワイナリーは50カ所以上。

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