地声人語・湖城の窓から- vol.527

2021-11-12

【地声人語】

規制緩和後の勢いに驚いています。規制緩和直後に美容室を予約しようしたら2カ月待ち。ディナーに行こうと10軒近く連絡しても、どこも満席。あるレストランでは「次はいつ空いてますか?」と聞いたら「1か月後」との返事が。伸びすぎた髪を整え、外で美味しいディナーを楽しむささやかな夢が叶うのは少し先になりそうです。(百芍)

住宅価格の上昇の勢いに驚いています。シドニーでつい3~4年前に100 万豪$(約8,400 万円)しなかった一軒家が、今は200 万$を突破しているところもあります。不動産代理店に「価格は下がるんですか?」などと聞いても無駄です。下がらなくても買う顧客はいくらでもいるのです。庭を持つのは少し先になりそうです。(西嵐)

初夏の蟻の勢いに驚いています。気付くと部屋の隅に行列をなし、殺虫剤も効果なし。バニングスで「一番効くのはどれですか?」と聞いて買ったのは、蟻が巣に持ち帰って全滅するもの。蟻の世界もテイクアウェーが流行りかと仕掛けましたが、蟻のやられた姿が見えないのがやや残念。効果を実感するのは少し先になりそうです。(尋助)

【湖城の窓から】

「植物由来植物」

米カリフォルニアの新興企業メリバイオが開発した「ビーガンハチミツ」に、オーストラリアの養蜂カウンシル(AHBIC)が噛みついています。ハチミツはそもそも植物由来ではないのか、という疑問も湧きますが、生産時にミツバチを用いないことがウリで、メリバイオは「ミツバチを使わずにハチミツを生産し、地球を救う」と謳っています。

AHBICは、ビーガンハチミツを「貧弱で不必要な代替品」とこき下ろし、「オーストラリアでは普及しない」と断言しています。しかし、欧州などでは「本来のハチミツと味の違いもなく、ミツバチの虐待もない」と称賛され、投資家受けも良いようです。

もしビーガンハチミツが受け入れられたら、ミツバチが受粉を媒介するアーモンドやリンゴなどの農家は、ミツバチを虐待していると言われるのでしょうか。いやまさか。あの環境保護団体グリーンピースもミツバチの保護のためにローカルのハチミツ(ビーガンハチミツではありません)を買い、養蜂家をサポートしようと訴えています。昆虫や動物の媒介は避けるべきもの、という意識がここまで先鋭的になったかという気がしますが、もしかしたらビーガンアーモンド、なんていうややこしい作物が開発される日も近いかもしれません。(編集長)

【ウェルスのトリビア 〜今週の紙面から〜】

ついに新技術が導入される南半球最大の魚市場、シドニー・フィッシュマーケット。今までオークションに参加できなかった人たちも、今後は取り引きが可能になりますが、さて、それはどんな業界の人たちでしょうか?(答えは記事中に)

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ウェルスのトリビア

メルボルンのスタートアップ、バーディーが、ハエの幼虫を使ったゴミ処理ビジネスを展開しています。さて、このエコビジネス、処理過程で発生するのは水と何でしょうか?(答えは記事中に)

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