豪中FTA、G20見据えて11月に妥結も

豪中の自由貿易協定(FTA)交渉が、順調に進ちょくしているもようだ。両国は今月初旬に21回目の交渉を終えており、オーストラリア側は、11月にブリスベンで開催予定の20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、締結に持ち込むことに自信を示している。15日付オーストラリアンが伝えた。

ロブ貿易・投資相は、先に実施された交渉について「着実な進展があった」と指摘。妥結に向けては、サービスと農業分野の市場開放を進めるよう、引き続き中国側に求めていく考えを示した。これに対し中国は、投資環境の改善や中国人労働者の受け入れ緩和、電子機器など家庭用品の関税引き下げをオーストラリアに要求している。

中国企業に対する外資審査基準に関しては、民間企業による国益を損なわない部門への投資であれば、連邦政府は10億7,800万豪ドル(約1,042億円)を上限に、オーストラリア外資審議委員会(FIRB)による投資審査を免除することを認めるとみられる。ただし国有企業による投資の場合には、投資額にかかわらずFIRBによる審査が行われるほか、農業分野では農地への投資が1,500万豪ドルを超えた場合に、FIRBの審査対象になるもよう。

■インドとのFTA締結に意欲

連邦政府はまた、インドとのFTA締結に強い意欲を示しているようだ。アボット首相は今月5日、インドのニューデリーで同国のモディ首相とウラン輸出を解禁する原子力協定に調印。同時に前労働党政権が2011年に交渉を開始した同国とのFTAを含む包括経済協力協定(CECA)について、早期妥結に向け協力していくことで一致していた。ホッキー財相は、次世代の超大国とされるインドとのFTA締結が「大きな可能性を秘めている」と強調している。【15日付デイリーNNA豪州&オセアニア版より】

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