対中FTA協議が佳境、主席の来豪控え

来月の習近平・中国国家主席の訪問を控え、オーストラリア側は両国の自由貿易協定(FTA)の最終合意に向け、急ピッチで協議を進めている。20日付オーストラリアンが伝えた。

習国家主席は11月15~16日にブリスベンで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議に出席する。オーストラリアと中国のFTAの条項20項目のうち、約3分の2が基本合意済みで、オーストラリア側は残りの条項についても同国家主席の来豪までに協議を終えたい考え。

オーストラリア側は、ニュージーランド(NZ)が2008年に中国と締結したFTAよりも質の高い内容の協定を模索している。中国側も、両国の貿易と投資のほぼすべてをカバーするものになることから、NZと結んだFTAよりもより優れた内容になる必要があると認識しているという。

在オーストラリア中国大使館の経済・商務担当公使参事官のHuang Rengang氏は、両国の政治家と官僚の行き来が活発になっており、先月には北京で21回目のFTA交渉が行われたと説明。中国にとってオーストラリアとのFTAは、規模の大きな先進国との間で初の合意になると述べた。中国はNZのほか、先進国ではスイス、アイスランドとFTAを提携済み。

同氏は、酪農業や牛肉産業、農地などへの投資を目指してオーストラリアを訪問する中国企業の代表が増えていると述べ、中国の対オーストラリア投資が両国政府の予想を上回る規模に達する可能性があると述べた。【21日付デイリーNNA豪州&オセアニア版より一部抜粋】

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