NZ韓国のFTA交渉、5年5カ月で妥結
- 2014/11/20
- 政策・投資
ニュージーランド(NZ)のキー首相と韓国の朴槿恵大統領は15日、20カ国・地域(G20)首脳会合出席のため訪問中のオーストラリア、ブリスベンで、両国の自由貿易協定(FTA)交渉が妥結したと発表した。2015年中に正式署名し、同年中の発効を目指す。地元各紙が伝えた。
NZと韓国のFTA交渉は2009年6月に開始。5年5カ月で妥結となった。発効に伴い、韓国からの輸入でNZは7年以内に全品目で関税を撤廃する。一方、NZからの輸出では、48%以上の品目について関税が即時撤廃され、15年以内に96.4%が撤廃される。発効初年度におけるNZの関税削減額は、6,500万NZドル(約59億7,900万円)に上る見通し。
キー首相は声明で「韓国とのFTA締結により、NZは米国やチリ、欧州連合(EU)など、韓国のそのほかのFTA締結国と、同じ土俵に立つことが可能になった」と指摘。ただし今回の取り決めには、政治的にセンシティブとされる農産物が含まれることから、韓国議会での通過には課題が残ると話した。
韓国はNZにとって6番目に大きな輸出相手国で、2013/14年度(13年7月~14年6月)の二国間貿易額は40億NZドルに上る。【17日付デイリーNNA豪州&オセアニア版より一部抜粋】
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