NSWで農場開墾が容易に、新法の内容発表

ニューサウスウェールズ(NSW)州政府が、現行の原生植物法(Native Vegetation Act)に代わって導入を予定している新たな生物多様性保護法(Biodiversity Conservation Act)の内容を明らかにした。新法が導入されれば、農家は敷地内の開墾が容易になる見通し。しかし、同州政府は、開墾規制を緩和しても、農場で大規模な開墾が行われることはないとの見方を示している。公共放送ABCが3日、伝えた。

現行の原生植物法は、大規模な開墾を回避するために10年前に導入されたもの。しかし、同州の生産者団体NSWファーマーズの広報担当者によれば、同法は農業の生産性と環境保護という両方の面で、当初の予想と反する結果をもたらしてきたという。

一方、新しい生物多様性保護法では、農地の開墾の際に必要となる煩雑な手続きが簡素化され、農地利用をめぐる農家の柔軟性が高まる見通しだ。新たな法案に関して、NSW州政府は今後8週間にわたり、一般からの意見を募るという。

新規制下では、開墾を希望する農家は、州の第一次産業省から規制の対象部分を明示した農場の地図が渡される。開墾を予定する農地が広範囲にわたる場合は、農家は農地のほかの部分に植物を植えることで、開墾で伐採する部分を相殺する必要がある。

NSW州政府はほかにも、私有地における自然保護事業に今後5年間に2億4,000万豪ドル(1豪ドル=約80円)を、6年目以降は年間7,000万豪ドルを投じる方針を示している。

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