豪首相、タウンズビル港貨物鉄道敷設を公約

オーストラリアのターンブル首相は18日、クイーンズランド州タウンズビル港の貨物鉄道「タウンズビル・イースタン・アクセス・レール・コリドー (TEARC) 」敷設に1億5,000万豪ドル(1豪ドル=約79円)を拠出すると公約した。一方、野党労働党のショーテン党首は、政権を握れば、鉄道公社オーストラリアン・レール・トラック(ARTC)に1億7,500万豪ドルを投じ、シドニーのマスコット〜ボタニー港の貨物鉄道路線を複線化するとの公約を掲げている。18日付地元各紙が伝えた。

ターンブル首相はTEARCにより、タウンズビル港の物流網が改善するとした。敷設工事では約300人の雇用創出を見込む。

これに対して、労働党はボタニー港の貨物鉄道の複線化により、周辺の幹線道路「M5」の渋滞の改善を目指すとしている。連邦政府の諮問機関インフラストラクチャー・オーストラリア(IA)の提言に沿う形だ。

同港では毎年コンテナ200万個以上が取り扱われ、今後15年で3倍になる見通し。現在はボタニー港に輸送されるコンテナの14%のみが鉄道によるもので、ニューサウスウェールズ州政府はこの割合を2倍にすることを目指している。一方、ナショナルICTオーストラリアなどは「既存の鉄道輸送能力の60%が活用されておらず不要」と指摘している。

さらに、労働党は、IAが管理する100億豪ドル規模の新規インフラ事業の投資ファンド創設案を掲げているが、フレッチャー・大型プロジェクト相は「利益相反となる」と批判している。【19日付デイリーNNA豪州&オセアニア版記事より抜粋】

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