豪水産業、貿易紛争で中国漁船団にも警戒

太平洋や大西洋、インド洋で侵略的な漁業を行い問題になっている中国の漁船団が、オーストラリアにもやってくるという懸念が高まっている。19日付news.com.auが伝えた。

中国政府は、公海上で操業する中国漁船は3,000隻としているが、実際には1万2,500隻の深海船を抱えているとの見方(英シンクタンクのODI)もある。グローバル・フィッシング・ウォッチは今年、衛星データを基にトラッキング分析した調査結果を発表し、中国漁船の操業の実体が明るみに出た。

中国漁船は、漁業だけでなく政治的な目的で利用されているとも懸念され、中国との間で貿易紛争が深刻化しているオーストラリアは、中国が今最もターゲットにしたい国との見方もある。

中国はオーストラリア産ロックロブスター(イセエビ)を禁輸対象としている。オーストラリアの水産業界は、中国漁船団がロブスターをとりにくるのではないかと心配している。中国商務省は、パプアニューギニアのダル島で2億400万豪ドル(1豪ドル=約78円)規模となる港湾施設「包括的多機能水産工業団地」の建設を計画しているが、この場所はトレス海峡のロックロブスター漁場の中心に位置する。

政府の外交政策顧問を務めたサイトウィスキ氏は、民主主義が未熟な太平洋地域で中国の独裁主義が影響力を強めていると指摘。資源と地域安全保障の両面がリスクにさらされると警鐘を鳴らしている。

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