TAS州サケ養殖場の拡張、承認過程に疑念

オーストラリア・タスマニア(TAS)州の複数の大手サケ養殖業者による養殖場拡張計画を承認する過程に疑念の声が上がっている。公共放送ABCが入手した文書により、9人からなる評価委員会のうちわずか3人で計画が認可されたことが明らかになったためだ。

同州のサケ養殖業者大手のタサル(Tassal)とヒューオン(Huon)・アクアカルチャー、ペチューナ(Petuna)は、ホバート南のストームベイの事業拡大を計画。当初は3社合計で年間3万トンのサケを養殖していたが、最大で同8万トンまで増える可能性がある。

ABCが入手した文書によれば、評価委員会では、3社の養殖場の間隔を、主要な病気の蔓延を防ぐために十分なだけ空けるのは不可能だと専門家からアドバイスがあったのにもかかわらず、3人で拡張計画が承認されたことが明らかになった。

また議決に必要な定足数である5人に達したのは、すでに任期が終了していた2人のメンバーを会議に加えたためとし、その内の1人は水産資源管理メンバーだった。

承認の報告がTAS州のガイ・バーネット第一次産業相に対してなされ、2人の任期切れの委員はその後、再任された。

環境保護団体エンバイロメント・タスマニアのローラ・ケリー氏は、ストームベイのサケ養殖場のような大規模な開発を承認する決定が、3人の委員によってなされたことを問題視し、法的助言を求めていると述べている。

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