NZキングサーモン、養殖場拡張申請取消しへ

ニュージーランド(NZ)のサケ養殖最大手のキングサーモンは、2018年に南島北部のマールボロの自治体に申請していた養殖場拡張の申請を、取り消したことを明らかにした。マールボロ海峡の同社の養殖場ではこれまでに、多くのサケが死んでいた。水温が上昇したことが原因とされており、海流が速く水温が低い海域での養殖であれば、これを防ぐことができるとみられていたが、同社は「正しいことをする」としている。Stuff.co.nzが伝えた。

キングサーモンは、マールボロの養殖場の同意を得るためにマールボロ海峡資源管理計画を変更し海洋養殖海域の拡大を申請する必要もあった。

一方で養殖場の拡張は、年間でサケ250トンの生産増加が期待でき、NZの国内総生産(GDP)を110万NZドル(1NZドル=約78円)分引き上げるとも予想されていた。

同社のローズウォーン最高経営責任者(CEO)は「当社は成長を希望するが、同時に一般に対して正しいことを行うことを望む」と語った。同社は現在の21ヘクタールの海域で養殖を続けるという。

自治体のハウズ環境方針マネジャーによると、同社は現在の条件でも、養殖禁止海域に触れることなく、外洋側に養殖場を移動することが可能だという。同氏は「なぜ公聴会でこのことが解決されなかったのか疑問だ」とした。

■在庫減らしで半期純損失に

キングサーモンは、2020/21年度上半期(20年7月-12月)で430万NZドルの純損失となったことを明らかにした。前年同期は2,080万NZドルの黒字だった。新型コロナの影響で需要が低迷したことから、販売量は前年とほぼ同量だったものの在庫を減らすため価格を下げて販売したことが響いたという。

関連記事

アーカイブ

ウェルスのトリビア

南オーストラリア州のワイナリーが米国市場に進出します。彼らがキャンペーンを行う予定の米国最大のワイン販売サイトの名前はワインドットコム。では、世界で最もダウンロードされているワイン購入アプリは?(答えは記事中に)

ページ上部へ戻る