NZで人気の白身魚が激減、 保護策は失敗か

フィッシュアンドチップスで人気の白身魚タラキヒ(スズキ目タカノハダイ)が、ニュージーランドで激減していることが分かった。ある魚種の生息数が通常の40%を下回ると乱獲と見なされる中、タラキヒは15%にまで減少しているという。

タラキヒ、刺身や塩焼きにも向く

RNZによると、2019年に当時のナッシュ漁業相にはタラキヒが減少し、何らかの対策が必要な状態であることは報告されていたという。だが同相は漁獲量の大幅な削減をとりやめ、最も削減幅は最も小さい10%を選択した状況だ。代わりに導入されたのは、小さいタラキヒが数多く漁獲された場合には海域を移動することや、タラキヒの幼魚の生息が判明している海域での漁獲の回避など、自主的な規制だ。

沿岸漁業者の団体フィッシャリーズ・インショアーのローソン代表は「漁業者が自主規制を適切に適用できるように尽力している」と述べ、「自主規制海域内で操業している漁船に対し電話で連絡することもある」と説明した。また、漁獲物の映像から人工知能(AI)がサイズを検知する技術や、十分に成長したタラキヒだけを獲る網などを開発したという。同代表はさらに、「業界はタラキヒの増加のために変革に投資し、政府との有効な協力関係により達成しつつある」とした。

一方、環境保護団体フォレスト&バードの広報のキー氏は、「『そっと、そっとアプローチ』は明らかに機能していない」と述べ、「危機的状況にあり、自主規制に頼るべきではない」と強調。タラキヒの生息数を元に戻すには漁獲割り当てを縮小し、規制海域への侵入自体を制限するべきと主張した。

タラキヒの増加計画は20年に引き延ばされたことから同氏は「自主規制の成功を判断することはできない」とし、大臣の決断は20年間での回復の可能性は50%のみになることを意味するとした。

12月に就任したパーカー新漁業相には、保護の進捗は標準以下であったことが報告された。

同団体が19年の大臣の判断に関して申請した司法審査の結果は、今後数週間のうちに発表される予定だ。

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