カキ養殖企、 販路拡大目指し投資企が出資

オーストラリアの農業投資企業ラグーナ・ベイ・パストラル・カンパニーは、オーガニックのパシフィック・オイスター生産で国内最大手であるエンジェル・シーフードの株式の11%を、スイスの投資会社から取得した。エンジェル・シーフードはスーパーマーケットへの販売拡大を計画しており、国内の農産品マーケティングで豊富な経験を持つラグーナ・ベイの参画に期待している。オーストラリアンが伝えた。

エンジェル・シーフードは南オーストラリア州エアー半島周辺でカキを養殖し、全国のパシフィック・オイスター市場の10%以上を占める。新型コロナ危機をきっかけに販売戦略をレストラン向けから小売り向けに転換した。向こう3年間で年間生産量を200万ダースに倍増する計画。

昨年度は、新型コロナ関連の規制でレストラン向けや売り上げの15%を占めていた香港の輸出市場を失ったが、国内の小売市場向けに方針を切り替え500万豪ドル(約4億2,536万円)の売上を上げた。現在は販売の7割が小売り、3割がレストラン向けとなっている。

ラグーナ・ベイは農業やアグリビジネス関連資産を運用する。エンジェル・シーフードの創業者で株式の16%を保有するホールマン最高経営責任者(CEO)は、牛肉や酪農、オリーブオイル、ワイン、小売など幅広い市場の知識を持つラグーナを長期投資家として迎えることで多くの販売機会が得られると期待感を示した。

同CEOによると、消費者の6割はシーフードをスーパーで買う一方、カキを扱うスーパーは約2割にとどまる。コールズやウールワース、コストコなどは小ぶりのカキを好み、12カ月で出荷できるため、生産コストが抑えられるという。

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