豪の水産物、追跡技術で他国と一線

オーストラリア水産業界連盟(SIA)は、スマートフォンをかざすことでオーストラリア産の水産物であることが確認でき、トレーサビリティ(追跡可能性)を確実にする表示システム「トラストマーク(trust mark)」の開発を開始することを明らかにした。不正な表示がされた商品が混入する可能性もある水産業界で、質の高いオーストラリア産の価値を守ることにつながるという。

今回の開発プログラムは連邦政府のトレーサビリティ助成プロフラムのラウンド2で、支援が決定した14件のうちの1件。発表したリトルプラウド農相は「この支援は輸出の後押しにつながる」と述べた。

また、ダニアム水産副相は「残念ながら水産業は、不正な製品がわれわれの輸出品の価値を引き下げる可能性がある市場」と指摘。「だがこの進歩は、オーストラリアの水産物が他の製品と一線を画すのに役立つ」と語った。

トラストマークは最初に、西オーストラリア州第4位の規模でマルハニチロ傘下のオーストラル・フィッシャリーの水産物ブランド「Glacier51 Toothfish」で導入し、ケーススタディーとして調査が行われる予定。

SIAのパパコスタ代表は「オーストラリアが質の高い水産物の供給者としての評価を国内外で確立する好機だ」とした。

トラストマークはニューサウスウェールズ州のIT企業Laava IDのスマート・フィンガープリント技術を用いサプライチェーンの透明性を高めるOpenSCのプラットホームと組み合わされる。製品の確証を行い、確証情報をサプライチェーンを通じ物理的な製品に添付するという。

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