まぐろの年次会合開催、資源量減で漁獲量削減

中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の第10回年次会合が2日〜きょう6日まで、オーストラリアのケアンズで開催されている。会合では、太平洋クロマグロの未成魚(0〜3歳)の2014年漁獲量を2002〜04年平均で15%削減することなどが話し合われた。太平洋ではマグロの乱獲が顕著で、環境団体や太平洋諸国などから漁獲量の削減が叫ばれていた。ABCニュースなどが伝えた。

会合の参加国・地域は、日本など25カ国・地域だ。昨年は太平洋で過去最高の265万トンのマグロが漁獲され、世界の漁獲量の6割を占める。環境団体ピュー慈善財団の調査によると、クロマグロの資源量は従来の量から96%減少。未成魚が漁獲されることで、クロマグロは絶滅に近づいていると警告している。またメバチもここ10年乱獲がなされているという。

所得をマグロ漁獲に頼る太平洋諸国からは、マグロ資源の保存管理の強化を求める声が上がっている。ただ、太平洋諸国が保存を強化する方針をみせても、遠方漁業を行う大国の抵抗に直面する。

加盟国・地域は人口1,200人の小さなニウエから欧州連合(EU)まで大小さまざまで、コンセンサスで審議事項の内容を決定するため、具体的な措置の決定が困難な点がある。日本とフィリピンは、太平洋諸国8カ国とともに保存管理を提案しているようが、米国は徹底的な保存管理の必要性に疑問を呈している。

先には、太平洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の第23回年次会合が開催され、2014年の日本の漁獲割当量は前年と同じで、東大西洋で1139.55トン、西大西洋で301.64トンとなった。

関連記事

アーカイブ

ウェルスのトリビア

大幅な組織改革をしたセブンイレブン。その効果はある商品の開発期間の半減で明らかになったそうですが、その商品とは何でしょうか?(答えは記事中に)

ページ上部へ戻る