TAS州アワビ、 ヘルペス治療に有効か

タスマニア(TAS)州の未開の海岸で採れたアカアワビ(blacklip abalone)に、抗ウイルス効果のあるたんぱく質が含まれていることが明らかになった。ヘルペス・ウイルスが細胞内に侵入するのを防ぐ効果が確認されており、ヘルペスの治療に役立つ可能性がある。公共放送ABCが伝えた。

ヘルペスとはウイルスによる皮膚の感染症で、口唇ヘルペスや帯状疱疹(たいじょうほうしん)などがある。

アカアワビの研究に参加している魚介類加工会社マリン・バイオテクノロジー・オーストラリアのカスバートソン氏は、同社が10年前がん治療に関連したアワビの血清の試験に協力した際、患者の間でヘルペスの発症が減少したと説明。シドニー大学の化学エンジニアとウエストミード・ミレニアム研究所のウイルス研究者と調査を開始したきっかけについて、「数年にわたり手の吹き出物に悩まされていたわが社の職員が、アワビの入ったコンテナの積み下ろしを1カ月間行ったところ、吹き出物が消えた」と話した。

一般的なヘルペスの治療薬には症状を緩和する働きがあるが、アワビの持つ抗ウイルス効果の特性は、ヘルペスの感染を予防することにあるという。ウエストミード・ミレニアム研究所のカニンハム教授は「ウイルス感染を予防する、もしくは再発頻度を減らすような抗ウイルス治療の方法を見いだすことができるかもしれない」と期待感を示している。

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