豪水産業も関税撤廃で恩恵、豪中FTA

オーストラリアと中国が自由貿易協定(FTA)で妥結したことを受け、オーストラリアの水産業では向こう4年間に、中国向けの海産物輸出にかかる関税が段階的に廃止される見通しとなった。オーストラリアが輸出市場で競争力を高められるとして、業界はおおむね歓迎している。公共放送ABCが18日伝えた。

オーストラリアの水産業界ではこれまで、中国本土向けの輸出品に課せられる関税を回避するため、ベトナムや香港を経由して商品を輸出する傾向が見られていた。現在、中国に輸出されるイセエビには15%、アワビには14%の関税が課せられているが、豪中FTA締結後は、これらの関税は4年かけて廃止される。

南オーストラリア州イセエビ諮問委員会(RLAC)のジャスティン・フィリップス代表は、理想としては「即時関税ゼロ」が最良の結果だったと述べて若干の不満を示す一方、中国で新たな市場を開拓できる可能性があるとし、「新たな需要をつかむことができれば、(オーストラリアの)水産業で全ての分野が恩恵を受ける」との見方を示した。

また、すでに中国とFTAを締結しているニュージーランドや南米チリに対抗できることから、「オーストラリアの水産業も市場競争力を高めることができる」と今後の業界の成長に期待感を示した。

 

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