アスパラ産業に成長機会、日本向け輸出も

国内最大のアスパラガス農家ビザーリ(Vizzarri)・ファームズは、好調な日本向け輸出と相まって、オーストラリアでのアスパラガス産業の成長余地は大きいと指摘している。国内では過去10年間に、国民1人当たりのアスパラガスの消費量が30%増加した。20日付オーストラリアンが報じた。

オーストラリアでは、炒め物料理の人気が高まったことなどから、国民1人当たりの年間のアスパラガス消費量が416グラムに増加。ただ、これは2束程度の量にすぎない。同農場のビザーリ社長は、スイスやドイツでは国民1人当たりのアスパラガス消費量が年間1.5キログラムに達していると説明し、オーストラリアでも「消費がさらに伸びる余地がある」と指摘する。

メルボルン南東部クーウィーラップ(Koo Wee Rup)に拠点を置くビザーリ・ファームズでは、初春の収穫が予定されていたアスパラガスの大半を、2度にわたるひょう害で失った。ただ、ひょう害の後に再び芽を出したアスパラガスは、気温が上昇する10月に急速な成長を見せると期待されており、同社は向こう半年間に4,000トンのアスパラガスを収穫できる見通しだ。

同社はスーパーマーケット大手に商品を納入しているほか、生産分の4割を日本に輸出している。同社長は、夜明け前に収穫したアスパラガスを朝食前に洗浄して切りそろえ、夜までには航空便で日本に輸送することが可能と述べ、「収穫から東京で食卓に並ぶまでの時間は(わずか)30時間未満」と話した。

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