「豪州基準」を中国で生産、来年から農業訓練

中国での食品の生産性と安全性の向上に向け、オーストラリアの農業技術を中国に伝える取り組みが始まる。中国の資源企業Ausmetalsが一部出資する団体、中国オーストラリア食品連盟(CAFA)が来年から、中国東岸の江蘇省東部で農業技術の指導を始める計画だ。21日付オーストラリアンが伝えた。

アデレードの農業コンサルタント、アーリス(Arris)のジム・ケリー氏によると、CAFAは中国の江蘇大学と、定期的な農業技術指導プログラムの導入と、同プログラムを将来的に他地域に広げていくことでそれぞれ合意した。内容は主に、オーストラリアの基準にのっとった水の再利用や肥料管理、害虫対策などに関連した指導になるという。

ケリー氏は、技術指導の対象とする食品は、他国から輸入しにくく、地元生産が主流の作物になると説明。同プログラムの導入により、オーストラリアからの中国向け農作物輸出が悪影響を受けることはないとの見方を示した。痛みやすく輸入に向かないイチゴやきゅうり、トマトなどが対象となる見通し。

中国の農作物価格は輸入品が高く、国産と比べて約5倍の価格差がある。中国の農家がオーストラリア基準を守って農作物を国内で生産すれば、国内産とはいえ高値で販売できる可能性があるという。

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